イケア・ジャパンが運用するeキャンター
三菱ふそうトラック・バスは15日、電気小型トラック「eキャンター」の納車台数がグローバルで300台に到達したと発表した。2017年の発売で、日本では70台以上が稼働し、海外では米国や欧州を中心にオーストラリアとニュージーランドにも販売エリアを広げている。グローバルでの累計走行距離は計400万㌔㍍を超えた。
日本では家具メーカーのイケア・ジャパンが2台導入し、横浜市内の店舗から東京都内の店舗への商品配送で使用しているほか、同社の物流パートナーが顧客配送用に1台所有している。
欧州では13カ国で190台以上が稼働し、ドイツの国際物流会社のDBシェンカーはグローバルで最大規模のeキャンターを運用している。
三菱ふそうは39年までに日本で販売する全ての新型車を走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しないカーボンニュートラル車にする方針。導入企業の評価をeキャンターの改良に生かし、今後、他モデルの電動化にも反映する。