独アウディは10日、2ドアコンバーチブル電気自動車(EV)のコンセプトモデル「スカイスフィア」を発表した。電気モーターとボディー/フレームコンポーネントをスライドし、ホイールベースと車両の全長を最大250ミリメートル変化させることが可能で、車高も10ミリメートルの範囲で調整できる。

 コンセプトモデルはアダプティブホイールベースという新しい技術を採用することで「グランドツーリング」と「スポーツ」の2つの異なる運転体験を提供することを目指して設計した。ドライバーはボタンを押すだけで走行モードを選択できる。

 スポーツモードを選択すると全長は4940ミリメートルとなる。グランドツーリングモードを選択すると全長が5190ミリメートルに延びる。ステアリングとペダル類が格納される自動運転も選択できる。また、乗員の位置情報を取得して迎えに行ったり、駐車や充電を無人で行えるとしている。

 アウディはコンセプトモデルを13日に米国カリフォルニア州で開催される自動車関連イベント「モントレーカーウィーク」で公開する。