アウディは22日(現地時間)、2026年以降に投入する新型モデルのすべてを電気自動車(EV)にすると発表した。ガソリン車やハイブリッド車(HV)の新型車投入は25年までとし、33年までに内燃機関車の生産を段階的に廃止する。フォルクスワーゲン(VW)グループの中でもいち早くEV専業ブランドとなり、競合他社に対抗する。
今回掲げた計画は中国を除くグローバル市場が対象。アウディはEVモデルの「eトロン」シリーズを展開している。25年までに20モデル以上のEVを市場投入する計画だ。
内燃機関車は33年までに生産終了するものの、研究開発は最終的に製造を中止するまで継続する方針。一方で、ガソリン車の需要が継続すると予想する中国合弁会社は例外とし、現地生産する内燃機関を搭載した車両は33年以降も生産する可能性があるとしている。
アウディのマルクス・デュスマンCEOは「今回のロードマップによって電動車時代に強力に移行する準備ができる」とコメントしている。
ホンダやゼネラル・モーターズ(GM)、ジャガー・ランドローバー、ボルボ・カーズが将来的に内燃機関から撤退する方針を打ち出しており、EV専業化に移行する自動車メーカーが相次いでいる。