追浜工場

日産自動車は11月5日、オランダの中国系半導体メーカー・ネクスペリアの半導体出荷停止問題により、追浜工場(神奈川県横須賀市)と日産自動車九州(福岡県苅田町)の2工場で10日から1週間、数百台規模の減産をすることを明らかにした。代替部品の確保といった対策も進めており、「状況を注視し、影響を精査している」という。

追浜工場では「ノート」「ノートオーラ」、日産自動車九州では「セレナ」と「エクストレイル/ローグ」を生産している。調達難の部品の詳細については明らかにしていない。北米など他工場への影響は5日17時時点では出ていないという。

チーフパフォーマンスオフィサーのギョーム・カルティエ氏は10月29日、ネクスペリアの供給問題について「(在庫は)11月第1週目までは大丈夫そうだ。影響はグローバルに波及する可能性があり、どれくらいの規模のインパクトか、検証しないといけない」と説明していた。

ネクスペリア問題をめぐっては30日に開かれた米中首脳会談を受け、中国側が輸出を再開する見通しだと現地で報じられている。