アウディは14日、コンパクトSUVタイプの新型電気自動車(EV)「Q4 e-tron(イートロン)」と「Q4スポーツバック・イートロン」をオンラインで世界初公開した。同社としてEV第3弾となるモデルで、コンパクトセグメントに初めてEVを導入する。モデルにより、最大520km(WLTP)の航続距離を確保する。6月に欧州で発売する予定。

 Q4イートロンはSUVモデルの「イートロン」と「イートロン・スポーツバック」、「イートロンGT」に続く第3弾のEVモデルとなる。

 2種類のバッテリー容量と3種類の駆動バージョンを用意する。「35イートロン」は52kW時のコンパクトなバッテリーを搭載し、「40イートロン」は77kW時の大容量電池を積む。最上位モデルの「50イートロン・クワトロ」は四輪駆動システムを採用し、最高出力は220kWとした。拡張現実ヘッドアップディスプレーを搭載するなど、先進技術を盛り込むとともに、広い室内空間を確保し、日常生活のさまざまなシーンに対応するモデルに仕上げた。