オリックス自動車(上谷内祐二社長、東京都港区)は16日、中古車小売りでオンライン商談をスタートしたと発表した。同社の認定中古車サイトに掲載した車両の商談をパソコンやスマートフォン(スマホ)の画面越しに行う。まずは11店舗中6店で実施し、順次導入店を拡大していく。

 同社の中古車サイト「ORIX U―car」をリニューアルしたのに合わせてオンライン商談の機能を盛り込んだ。希望者はインターネット環境のあるスマホやタブレット端末、パソコンを用意するだけで利用でき、アプリなどをインストールする必要はない。立ち上がりは宮城県、千葉県、神奈川県、兵庫県、福岡県、沖縄県にある6店舗に導入した。商談は各店のスタッフが対応する。

 今回のサイトリニューアルでは、車両ごとにリース契約時の月額料金を表示する機能も加えた。気に入った車両があれば、そのままサイト上で審査申し込みもできる。オンラインによる中古車ビジネスの環境を整えることで、中古車需要と拡大する個人リース需要の取り込みを同時に進める狙いだ。