インスタントライブの利用イメージ

 リクルートマーケティングパートナーズ(柏村美生社長、東京都品川区)は21日、運営する中古車情報サイト「カーセンサー」でオンライン商談システムを導入したと発表した。昨年8月に導入した「360度内装画像」と合わせて、オンライン上でも下見や商談が安心して進められる体制を整える。新型コロナウイルスの感染拡大で来店を控えるユーザーなどに対し、オンライン商談を訴求して販売機会の拡大につなげる。

 アルファ・ゴリラ(山路司義社長、神戸市中央区)が開発した「インスタントLIVE(ライブ)」を新たに導入した。カーセンサーに掲載する中古車のうち、オンライン商談を導入した車両は1カ月間で8万2千台を超えた。7月の第1週目の掲載台数は1万7333台だった。最終週では約4・7倍の8万2174台に増えて、多くの販売店で導入が進んでいる。

 インスタントライブは、パソコンやスマートフォンなどを通して消費者と販売店が遠隔で商談できるサービス。商談から契約締結までオンラインで完結できるため、コロナ禍で来客の足が遠のいている中でも販売機会の逸失を防ぐことができるという。