ホンダは17日、中古車の共有在庫システムを稼働したと発表した。ユーザーは全国のホンダカーズ店が共有在庫システムに公開した車両を最寄りの販売店に取り寄せて購入できるようになる。販売機会を最大化し、販売店の収益拡大につなげる。

 ホンダの認定中古車を対象とする共有在庫システムを稼働した。ユーザーは認定中古車の検索サイト「ユーセレクトウェブ」で「お取り寄せ車両」として公開車両を検索、希望の車があれば近隣の拠点に来店し、商談ができる。共有在庫の公開台数は現時点で約100台だが、年内には600~700台に増やす考え。

 ホンダは、現在約16万台の年間中古車小売り台数を中長期的に20万台超に引き上げる計画。共有在庫システムの導入により、うち3千台分の拡販効果を見込む。