アウディは、11月20日に開催する「ロサンゼルスモーターショー(LAショー)2019」のプレビューショーで、アウディの電気自動車(EV)の第2弾となる「アウディe-トロン・スポーツバック」の量産モデルを公開すると発表した。

e-トロン・スポーツバックは、デジタルマトリクスヘッドライトを量産車として初めて採用する。これは数百万個のマイクロミラーを使用することで、高精度で車両前方の路面を照らし出す。e-トロン・スポーツバックは、電動SUVの「アウディe-トロン」とパワートレインを共有して、同じブリュッセル工場で生産する。

また、アウディのスポーツモデル開発会社のアウディ・スポーツはLAショーで、「Q」モデルラインナップのフラッグシップとなる「アウディRS Q8」を世界初公開する。V8ツインターボエンジンを搭載し、高いパフォーマンスを提供すると同時に、48ボルトマイルドハイブリッドシステムの搭載で環境性能にも配慮した。ベルト駆動式オルタネータースターターで最大12kWの電力を回生してリチウムイオン電池に充電するため、55~160km/hの範囲でエンジンを停止して最大40秒間の惰性走行が可能。エンジンは、中間負荷領域でシリンダーを一部休止する機能も備える。