東正元（あずま・まさもと）会長

２００８年上半期をピークとした物価上昇により、「賃金への物価上昇分の反映」が争点になると見られていた０９年の春闘。しかし、９月の“リーマンショック”を発端とした金融不安で外部環境が急速に悪化。足元ではメーカー各社が減産を本格化し、雇用維持を最優先にしなければならない局面にまで後退した。そこで春の取り組みに向けた課題などを、各系列の労働組合連合会長…