トヨタ自動車は、廃盤になった純正の補修部品を復刻する「GRヘリテージパーツ」に、AE86型「カローラレビン/スプリンタートレノ」に搭載していた「4A-GE」型のエンジン部品を追加すると発表した。「シリンダーヘッドサブアッシー」と「シリンダーブロックサブアッシー」の2種類。2026年5月ごろに発売する予定だ。前輪駆動(FF)車にも搭載できるように、横置き設置用のボスとリブも追加した。
同パーツは、当時の基本設計やスペックを維持しながら、最新のシミュレーション技術や工法、材料を取り入れて復刻するのが特徴だ。今回のシリンダーヘッド用の補修部品は、燃焼室に切削加工を追加するとともに、吸気ポートに塗型処理を施した。シリンダーブロック用には当時のものよりも高剛性の鋳鉄を使用したほか、シリンダーボアに最新のホーニング処理を施し、ボアの加工精度を向上した。さらにクランクキャップの構造を変更して耐久性も高めた。




        
        
        
        
        
        