トヨタ自動車は9月18日、高性能車「GRカローラ」を一部改良し、11月3日に発売すると発表した。車体の構造用接着剤の塗布量を13.9m延ばして32.7mとし、高剛性化。エンジンが高回転時に作動するエアダクトを追加することで、高負荷の中でも安定的に出力を維持できるようにした。2026年春をめどに、既存ユーザー向けのアップデートプログラムの提供も予定する。

メーカーオプションの「JBLプレミアムサウンドシステム」には、アクセルやシフトの操作に合わせた音を鳴らす「アクティブサウンドコントロール(ASC)」を追加。減速時に発生する排気音もスピーカーから発するほか、音量も3段階で調整できるという。

価格は6速MT車が568万円、8速AT車が598万円(消費税込み)。

また、GRカローラの既存ユーザー向けに、ソフトウエアを含めたアップグレードプログラムを提供する。対象は2023年モデルで、2024年および25年に発売したモデルと同様に、エンジンの最大トルクを30Nm増の400Nmに向上する。

さらに四輪駆動システム「GR-FOUR」の制御も変更し、前後駆動配分が30:70の「REAR」モードは、50:50の「GRAVEL」モードとし、「TRACK」モードは50:50から前60~30:後40~70の可変制御に変更する。

アップグレードプログラムの価格など詳細は後日公開する。