規制強化や技術の進歩などもあり、車両火災の危険性は昔より低下しているが、それでもガソリンやオイルという可燃物を積んでいることには変わりない。こうした“走る危険物”が震災時にどうなるか、東京消防庁は当時、大がかりな火災実験を行った。建物の間に車やトラックを並べ、風上側の建物に点火。その炎が車を伝って風下の建物に燃え移るか調べたのだ。結果はセーフ。道…