三菱自動車の「企業倫理委員会」が11月の開催で100回目の節目を迎える。会社の存亡に関わる可能性もあった品質問題の発生を契機とし、「信頼される企業に生まれ変わるため」(同社)に“社外の目”で指導・助言を求めることが同委員会創設の理由だった。一連の問題が表面化してから約8年半が経過するが、「コンプライアンス体制の確立は、いまだ道半ば」(同)としてお…