ホンダは7日、新型ハイブリッドスポーツカー「プレリュード」が発売から約1カ月で月販計画(300台)の約8倍を受注したと発表した。購入層は50、60歳代が中心だ。想定以上の受注により、一部販売店では受注を停止している。今後、増産対応などを行う予定だ。
プレリュードは24年ぶりに復活したスペシャルティースポーツカー。かつてはスポーティーな外観や実用性、手の届きやすい価格などで、若者を中心に「デートカー」として人気を集めた。
新型車はハイブリッド車として生まれ変わり、子離れ層や従来からのホンダファンなどをターゲットに据える。価格は617万9800円(消費税込み)だ。
10月6日時点で約2400台を受注し、好調な立ち上がりとなった。ハイブリッド車(HV)でありながら、有段変速機のような応答性能を実現した新技術「S+(プラス)シフト」の採用や、「シビックタイプR」のシャシーをベースとした足回り設計による走行性能が支持を得ているという。ボディーカラーは、「ムーンリットホワイト・パール」が最も人気で、受注台数の6割以上を占めた。