TdC大部屋では収益性向上へ部門の垣根を越えて話し合う

日産自動車は経営再建を機に、仕事へのマインドセット(考え方)の変革に取り組んでいる。車両開発の総コスト(トータルデリバードコスト、TdC)の見直しを先行事例に、部門ごとに孤立する「サイロ化」を全体最適へと改めることを目指している。クルマの開発には設計から調達、物流まで多くの組織が関わり、利害が一致しないことも多い。こうした部門間の壁を乗り越え、全…