トヨタ自動車はこのほど、レクサスブランドの上級セダン新型「ES」を国内初披露した。2026年春の発売を予定している日本導入モデルを明らかにし、ハイブリッド車(HV)「ES350h」、電気自動車(EV)「ES500e」「ES350e」の3モデルを発売する。
新型ESは今年4月、上海モーターショー2025で世界初公開した。グローバルで展開するレクサスブランドの基幹モデルとなる。
日本には3モデルを導入する。HVのES350hは、排気量2.5リットルの直列4気筒エンジンを搭載し、システム出力は182kWを発揮。パワーコントロールユニットとトランスアクスルを一体化したeアクスルも採用する。前輪駆動と四輪駆動を用意する。
EVは、前輪駆動のES350eと、前後2モーターの四輪駆動であるES500eをラインアップ。ES500eは電動四輪駆動システム「ダイレクト4」を採用し、操縦安定性の高いスポーティーな走りを実現する。
中国市場から採用する多感覚連携機能「センサリーコンシェルジュ」の国内導入は遅れる見込み。イルミネーションや空調、フレグランスなどを連動させてパーソナライズされた車内体験を提供するもので、レクサスとして初採用となる。
(2025/10/3更新)