日産自動車は24日、北米市場向けセダン「セントラ」を全面改良し、年内に発売すると発表した。メキシコ・アグアスカリエンテス工場で生産する。外装を刷新したほか、最新の12.3インチ大型ディスプレーや運転支援システム「プロパイロットアシスト」などを新たに採用し、快適性を高めた。
新型は9代目で、全長約4.6メートル、全幅約1.8メートルのボディーサイズは大きく変えず、意匠を改めた。パワートレインは排気量2.0リットル直列4気筒エンジンを継続して搭載する。ボディー剛性は6%向上したほか、大型ダンパーで乗り心地の向上も狙っている。
2025年1~6月のセントラの米国での販売台数は8万5523台で前年同期比3.9%減だった。市場の中心はSUVながら、新型の投入でセダン需要の取り込みを目指す。