NTTの島田明社長は8月6日の決算記者会見で、次世代の国産半導体を目指すラピダス(小池淳義社長、東京都千代田区)について、追加出資に前向きな方針を示した。

島田社長は、先日開かれたラピダスの試作披露にも出席し、事業の進ちょくを実感していることを説明。その上で「光電融合デバイスなどの期待もある。(さらなる出資について)それなりに対応していきたい」とした。

ラピダスをめぐっては、ソフトバンクの宮川潤一社長も追加出資に前向きな考えを示している。5日の決算会見で宮川社長は「ちょうど(ラピダスの工場に近い北海道)苫小牧市にデータセンターを計画しており、将来ラピダスの工場から製品を届けてくれれば、と夢見る」とエールを送るとともに、「資金調達の第2ラウンドにも、声をかけていただいている。できるだけのことをしたい」と述べた。

(2025/8/6更新)