三井住友海上の本社
MS&ADインシュアランスグループホールディングスは30日、2027年4月1日に社名を「三井住友海上グループ」に変更することを決定したと発表した。さらなるブランド力の向上を目指し、グループ統一ブランドとして海外でも通用する名称を志向して選定した。また、MS&ADHD傘下の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険の合併後の新会社名は、「三井住友海上あいおい損害保険」とする。
合併新会社の社名を選定するに当たって、2社が築き上げてきた既存のブランドを基盤としつつ、顧客にとっての分かりやすさや親しみやすさの観点から、可能な限り短いものとすることを考慮した。存続会社は三井住友海上。合併新会社の資本金は、三井住友海上の資本金を継承し、1395億9552万円とする。
新持ち株会社と合併新会社の本社所在地は、三井住友海上の本社がある東京都千代田区神田駿河台とする。
統一ブランドによるグループ運営体制の強化を目的に、MS&ADHD傘下の三井ダイレクト損害保険の社名を「三井住友海上ダイレクト損害保険」に変更することも決めた。
新社名はいずれも、26年6月に開催を予定する株主総会の承認と、関係当局の認可などを経て正式に決定する。