ランドクルーザーでのオフロード体験(トヨタ自動車)
遊び心をメインにブースを作り上げた(ホワイトハウス)
輸入パーツも使用してアメ車風に仕上げたジムニー(ウィングオート)

 アウトドアと車、新たなライフスタイルを提案する総合展示会「フィールドスタイルジャパン2025」が17、18日の2日間、愛知国際展示場(愛知県常滑市)で開催された。自動車メーカーやカー用品店などがクルマに遊び心を取り入れた提案で来場者の好奇心を刺激した。

 トヨタ自動車はランドクルーザーの専門店「ランクルBASE(ベース)」をアピールした。インストラクターによる試乗会を実施し、専用オフロードコースを走破する模様は、同乗者のみならず見学者も思わず声が出るスリルで会場を賑わせた。

 初出展となる日産自動車は、車室空間を新たなくつろぎの場として提案する「MYROOM」をコンセプトにブースを構えた。「キャラバン」「バネット」の2台に、木目を基調とした室内に跳ね上げベッドやスライドテーブルを備えた。

 ホワイトハウスはホンダ「フリードクロスター」をベースにしたアウトドア仕様車を展示した。車をウェブ上でファッションのようにカスタムできる新サービス「Style-iD(スタイルアイディー)」で手掛けた。カーメイトは、カーキャリアブランドで展開する「INNO(イノー)」でハイラックス専用のベースキャリアを披露した。

 丸十自動車はスズキ「エブリイ」ベースのキャンピングカーを展示した。軽キャンパーには珍しく床暖房機能を搭載している。RESTOREはトヨタ「シエンタ」向けの車中泊キットを展示販売した。車で香川県の名所を巡るプロモーションビデオを放映した。ウィングオートは往年のアメリカ車をモチーフにカスタムしたスズキ「ジムニー」を出展。シルバーメッキのバンパーをあしらい、米国から輸入したホイールを装着してワイルドな雰囲気に仕上げた。