スタンレー電気と三菱電機モビリティ(田中和徳社長、東京都千代田区)は4月24日、SDV(ソフトウエア・デファインド・ビークル)や自動運転車など次世代車両用のランプシステムを手掛ける合弁会社の設立について、正式に契約を結んだと発表した。今後、準備会社を設立し、2025年度上期中に、スタンレー電気と三菱電機モビリティがそれぞれ準備会社と吸収分割契約を締結する。
合弁会社の名称や代表者は未定としている。前身となる準備会社については、スタンレー電気の完全子会社として設立する。三菱電機モビリティは10月1日付で準備会社に対し、灯火制御機器の設計や開発、販売に関わる事業を承継。スタンレー電気は同2日付で自動車に関する電子事業のうち、設計、開発、販売の事業を承継する。最終的な合弁会社の出資比率はスタンレー電気が66%、三菱電機モビリティが34%となる予定。
両社は24年11月に、合弁会社の設立で基本合意していた。