軽くて強度が高いため自動車では外板部品などに用いられる(プリウスPHVのバックドア)

欧州連合(EU)が、自動車材料として炭素繊維の使用規制を検討していることが分かった。「廃棄時に人体に悪影響を及ぼす可能性があるため」としている。ただ、実際の規制までには曲折も予想される。日系の素材各社は「個社で対応できることではない。業界団体や関係省庁とも連携して対応を探ることになる」(三菱ケミカルグループ)と状況を注視する方針だ。今回、EUが見…