スバルは3日、SUV「フォレスター」を7年ぶりに全面改良し、4月中旬から受注を始めると発表した。マイルドハイブリッド車(HV)を廃止し、2モーター式のHVシステムとガソリン車をラインアップした。先進安全機能「アイサイト」の機能を拡充したほか、衝突安全性も高めた。主力モデルとして、若年層やファミリー層などに幅広く売り込む。

 新型車は全長と全幅を15㍉㍍拡大した。2モーター式の「ストロングHV」システムは、昨年発売した「クロストレック」同様、排気量2.5㍑エンジンと組み合わせる。燃費は1㍑当たり18.4㌔㍍超(WLTCモード、開発目標値)。排気量1.8㍑のガソリン車もラインアップする。

 渋滞時のハンズオフ(手放し運転)が可能な「アイサイトX」や、ドライバーの体調不良などを検知して減速・停車するシステムも搭載する。「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」は、自転車との衝突を想定してエアバッグを大型化した。

 価格などの詳細は今後、発表する。米国では昨年春に投入し、今春には2モーター式HVも追加設定している。