日本自動車連盟(JAF、坂口正芳会長)は2月21日、猫の日(2月22日)を前にエンジンルームに猫が入り込んだトラブルで救援要請を受けた件数を公表した。2024年10月1~31日までの1カ月間でトラブルは全国で28件あった。このうち、ドライバーがエンジン始動後に気付き、救援要請されたと分かるものは8件だった。猫に気付かずにエンジンを掛けた場合は、エンジンベルトへの巻き込みなどで、猫が命の危険にさらされたり、車の故障につながったりする可能性がある。

JAFによると、猫のトラブルは1年を通じて救援要請がある。24年6月調査では今回の約13.6倍の要請があった。春生まれの子猫が活発に動き始める時期で、小さな体で隙間に入り込みやすいためとしている。そのため、必ずしも寒い時期に暖かさを求めてエンジンルームに入り込むばかりではないとしている。

JAFは猫の対策として、(1)ボンネットを優しくたたく、(2)耳をすます、(3)猫が動く音や気配を感じたらボンネットを開けて中を確認、の3点を挙げている。