大阪メトロは18日、2025年大阪・関西万博の来場者を輸送する大型電気バス(EVバス)が自動運転レベル4(特定条件下における完全自動運転)で運行する認可を、国土交通省近畿運輸局から取得したと発表した。一般公道を走行する大型バスが認可を受けたのは国内で初めて。
今後、道路運送法による事業計画変更の認可などを受け、万博会場に近い舞洲駐車場から夢洲第1交通ターミナルの一部区間で、4月13日から10月13日まで万博の来場者輸送に自動運転レベル4で運行する。
EVバスはEVモーターズ・ジャパンの「F8シリーズ2シティバス10.5m」をベースとし、先進モビリティの自動運転システム「ASM-AD」を搭載する。
大阪メトロは万博会場内でも小型自動運転バスを運行する予定。今回、会場内外で運行する自動運転バスのラッピングデザインも決定した。同社のシンボルカラーであるブルーを基調に、最新技術を搭載したモビリティが街をアクティブに駆け抜けるイメージを表現したとしている。
同社では万博開催期間中、自動運転レベル4で運行する区間の拡大も図っていく方針。