大阪・関西万博での公開に向けて飛行試験を実施している「スカイドライブ」
スカイドライブ(福澤知浩CEO、愛知県豊田市)は2月10日、国土交通省から空飛ぶクルマ「スカイドライブ」の型式証明の適用基準が発行されたと発表した。同社ではスカイドライブの耐空性や環境基準の詳細がほぼ確定したことから実用化に向けて開発を加速する。
空飛ぶクルマなどの新型航空機は、機種ごとに型式証明を取得するための基準を設定するため、国交省航空局と協議しながら要件を決めて、適用基準が発行される。
今回、スカイドライブは審査基準に関して合意し、適用基準が発行された。すでに審査基準に沿って、試験の実施時期や試験内容についても合意しており、同社では今後、型式証明を取得するための地上試験や飛行試験を実施する。
同社は日本に加え、世界の基準となっている米国連邦航空局(FAA)でも型式証明の取得を目指して活動している。
また、同社は大阪・関西万博での公開に向けて飛行試験を実施しているスカイドライブを初公開した。