【図1】光格子時計の物理パッケージ。(A)は磁気シールドを付けた外観、(B)は磁気シールド内に設置された真空槽

東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授は、超高精度光格子時計を、従来の約4分の1のサイズに小型化することに成功したと発表した。装置容量は250㍑で、堅牢性を確保しながらこのサイズに小型化したのは世界初。小型化によって相対論的センシングをはじめ、さまざまな研究・応用分野での利用が期待できるという。光格子時計は原子時計の一種で、現在の「秒」の定義の…