マツダは7日、2024年3月期の業績予想を上方修正して発表した。売上高は前回予想比6.7%増の4兆8千億円、営業利益が同38.9%増の2500億円、純利益が同30.8%増の1700億円となり、売上高を含めすべての利益項目で過去最高になる見通しだ。為替の円安効果のほか、ラージ商品群の販売増などにより、増収増益を予想する。

 通期の為替レートは、前回予想が1㌦=128円だったが、140円に見直した。グローバル販売台数は同1.0減の128万6千台。北米や欧州では、前回予想よりも増やしたが、日本や中国などで前回予想よりも台数を引き下げた。

 2023年4~9月期の決算は、円安による為替差益に加え、モデルミックスや単価の改善が進み増収増益となった。

 また、中間配当は前回予想より5円増配し、1株当たり25円とした。期末配当は今後の業績を考慮して検討するとしている。