「従来とは異なる高付加価値の製品を投入していく」と話す平井宏樹執行役員

ワイヤーハーネス(組み電線)は人の神経や血管に例えられるように、車内の隅々にまで張りめぐらされ、電力や信号を伝える役割を持つ。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の進展に伴い、ハーネスが果たす役割も増える。西田光男副社長(自動車事業本部長)は「『ワイヤーハーネスは旨味(うまみ)がない商売』と言われてきたが、高電圧化や高速通信は…