ヘリカルフュージョンが開発する核融合発電炉のイメージ
豊田合成は7月11日、核融合発電の実用化を進めているスタートアップであるヘリカルフュージョン(田口昂哉社長、東京都中央区)に出資したと発表した。新規事業を開拓するために進めているベンチャー投資の一環。出資額は非公表。
核融合発電は、二酸化炭素が発生しない核反応のエネルギーを利用する方法。重水素などの燃料が海水などに多く含まれるほか、核分裂を用いる原子力発電より制御しやすいため、エネルギー問題の抜本的な解決策として国際的に開発競争が活発化している。