ダイハツ工業は6月22日、滋賀第2工場(滋賀県竜王町)とダイハツ九州の大分第1、2工場(大分県中津市)で稼働を停止すると発表した。仕入れ先の浅野歯車工作所(藤田一社長、大阪府大阪狭山市)の本社敷地内にある工場で火災が発生し、部品調達が困難となったため。滋賀第2工場は22~28日の計5日間、大分第1、2工場は26~28日の計3日間止める。海外生産への影響はないとする。

18日午後7時30分ごろ、浅野歯車の本社敷地内にある調質1工場で火災が発生。19日午前1時30分に鎮火した。同社はエンジンや駆動系の部品などを製造しており、ダイハツにはユニット部品などを供給している。

ダイハツの滋賀第2工場では小型SUV「ロッキー」や「タント」、トヨタ自動車向けOEM(相手先ブランドによる生産)「ライズ」、大分第1工場では「ハイゼットトラック」「ハイゼットカーゴ」、第2工場では「タフト」や「ミライース」などを生産している。