ホンダ子会社で航空機事業を手がけるホンダエアクラフトカンパニー(HACI、ノースカロライナ州グリーンズボロ市、山﨑英人社長)は、新型ビジネスジェット機を2028年に発売すると発表した。現行機の1クラス上にあたる「ライトジェット機」として世界で初めてアメリカ大陸横断ができる機体を開発するという。

 21年に発表したコンセプト機「ホンダジェット2600コンセプト」をベースにしたビジネスジェットだ。ホンダ独自の主翼上面エンジン配置や自然層流翼型のノーズ、コンポジット胴体を進化させ、一般的なライトジェット機よりも燃費を2割高める。これにより、2625ノーティカルマイル(約4862キロメートル)を航続可能にするという。

 最大巡航速度は450ノット(時速約833キロメートル)、最大運用高度は4万7千フィート(約1万4326メートル)。価格は年内にも公表する。