累計生産2000万台を祝う関係者(右から5人目が三部社長)

 ホンダは熊本製作所(熊本県大津町)の二輪車生産累計2千万台の達成を祝い、16日に記念式典を開いた。三部敏宏社長は「ホンダにとって二輪は祖業であり、現在も重要な基幹事業だ。熊本製作所はグローバルマザー工場として新しいモノづくりにチャレンジし続けることを期待する。世界中の人の夢の実現を後押しする原動力になってもらいたい」と語った。

 1976年1月の操業開始から48年かけて2千万台を生産した。91年に鈴鹿製作所のスーパーカブを、2008年には浜松製作所の大型二輪車の生産も熊本に移管され、今ではホンダ製二輪車の一大生産拠点だ。1980年に生産累計100万台、87年に同500万台、94年に同1千万台を達成していた。

 式典には三部社長のほか、蒲島郁夫熊本県知事、金田英樹大津町長らも出席した。