上場自動車メーカー9社の2023年3月期業績が出そろった。歴史的な円安や値上げの効果などで全社が増収だった一方、半導体をはじめとする生産制約や原材料・エネルギー費の影響によって利益面では明暗が分かれた。24年3月期は円安と原材料高が一服し、生産制約は解消に向かう。コロナ禍で引き締まった収益体質を維持し、供給力の回復をどう業績拡大につなげられるかが…