電動車シフトや原材料・エネルギー価格の高騰、サプライチェーン(供給網)の再強化など、事業環境の不透明さが増す中、トヨタ自動車は2009年3月期の赤字転落から13年かけて磨き続けた〝稼ぐ力〟で難局を乗り切る考えだ。佐藤恒治社長率いる新体制では、収益化に時間がかかる電気自動車(EV)を、利益率が高まったハイブリッド車(HV)などで支えて円滑な事業移行…