トヨタ自動車は22日、役員人事を発表した。3月末に会長を退任する内山田竹志氏が4月1日付でエグゼクティブフェローに就き、6月開催予定の定時株主総会で取締役を退任する。取締役は、豊田章男次期会長や佐藤恒治次期社長ら6人と、社外取締役が1人増の4人となり、10人体制となる見通し。

 初代「プリウス」の開発責任者を務めた内山田氏は「トヨタグループの先端・先行開発の指南役を担当する」(トヨタ広報部)という。エグゼクティブフェローには「番頭」の小林耕士氏も新たに就き、6人体制となる。

 社内取締役は豊田次期会長、早川茂副会長、佐藤次期社長が代表権を持ち、中嶋裕樹次期副社長、宮崎洋一次期副社長、サイモン・ハンフリーズ次期執行役員の6人が候補となる。

 新任の社外取締役候補は三井住友フィナンシャルグループ執行役副社長の大島眞彦氏、一橋大学大学院教授の大薗恵美氏の2人。