日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)が30日に発表した10月の自動車輸出台数は、33万1958台(前年同月比34.8%増)となり、3カ月連続で増加した。国内生産が半導体不足による供給課題が緩和されつつあり、生産台数が対前年で増加傾向にあることからプラスとなった。

 地域別の輸出台数は、その他地域を除いて全地域で前年を上回った。最大仕向け地である北米は12万145台(同24.5%増)、次いで多い欧州は5万4070台(同34.2%増)だった。

 車種別では、乗用車、トラック、バスの台数がいずれも増加したが、上げ幅は9月よりも縮まった。

 同日発表した2022年度(4~9月)の生産台数は、371万5079台(前年同期比3.1%増)で、年度上期として2年連続で増加した。9月は75万7799台(前年同月比76.0%増)だった。