ホンダは6日、阪和興業と車載電池に使用するレアメタルの安定調達に向けて戦略的パートナーシップを締結したと発表した。2025年以降に調達を開始する。ホンダは2030年に200万台超の電気自動車(EV)を生産できる体制を整備する方針。レアメタルの調達網も構築し、EVシフトを進める。
阪和興業からニッケル、コバルト、リチウムを中長期的に調達する契約を結んだ。ホンダはこれまで電池の生産は地域ごとの電池メーカーに任せる方針を示していたが、8月に約6100億円を投じて韓国のLGエナジーソリューションと電池生産の合弁工場を設立すると発表。レアメタルの調達でも他社と協業し、電池の安定確保につなげる。レアメタルの調達量は非公表。