ホンダは19日、今後のアキュラブランドに採用するデザインコンセプトモデル「アキュラプレシジョンEVコンセプト」を米国で公開した。2024年にアキュラブランドで発売を予定しているEVの名称を「ZDX」とすることも発表し、このモデルを皮切りに同コンセプトの適用を開始する。

 米カリフォルニア州で開催中のビンテージカーなどの祭典「モントレー・カー・ウイーク」でコンセプトモデルを公開した。パワーボート(競技用ボート)の造形に着想を得た流麗で力強いフォルムを特徴とするほか、LEDで光るアキュラ独自の「ダイヤモンドペンタゴングリル」などを採用した。

 ホンダはゼネラル・モーターズ(GM)のリチウムイオン電池「アルティウムバッテリー」を搭載したホンダブランドとアキュラブランドの電気自動車(EV)を24年にそれぞれ北米で発売する計画を21年6月に発表していた。アキュラブランドの量産EV第1弾となるZDXには、走行性能をより高めたタイプSも設定する。