日本自動車輸入組合(JAIA、クリスチャン・ヴィードマン理事長)が6日発表した11月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比23・2%減の1万7587台だった。半導体をはじめとする部品不足に起因する新車供給の遅れが響き、3カ月連続のマイナスとなったものの、マイナス幅は10月実績から8・9㌽圧縮した。
登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは8・0%で、11月単月としては統計開始以来10番目に高い水準だった。外国メーカー乗用車のブランド別ではメルセデス・ベンツが同42・5%減の3242台で首位を保ち、前月3位だったBMWが2459台(同30・5%減)で2位に浮上した。前月2位のフォルクスワーゲンは2377台(同4・8%減)で3位に後退した。
登録台数が100台以上あった16ブランドのうち、前年同月比プラスとなったのはボルボ、ポルシェ、ルノー、フェラーリの4ブランド。フェラーリとDSは11月単月としての最多台数を更新した。
価格帯別では、1千万円以上が同30・5%増の2295台で12カ月連続の増加。400万円以上1千万円未満は同20・0%減の8466台、400万円未満は同28・2%減の6026台でいずれも4カ月連続のマイナスだった。
乗用・貨物・バスを合わせた輸入車全体は同28・1%減の2万2958台となり、このうち日本メーカーの輸入車は同40・4%減の5371台だった。