日本自動車輸入組合(JAIA、クリスチャン・ヴィードマン理事長)が5日公表した10月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比32・1%減の1万4988台で2カ月連続のマイナスとなった。半導体をはじめとする部品不足に起因する新車供給の遅れが響き、マイナス幅は9月実績から17・2ポイント拡大した。

 登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは8・5%で、10月単月としては統計開始以来4番目に多い水準だった。乗用車のブランド別ではメルセデス・ベンツが同45・8%減の2420台で首位を保ち、フォルクスワーゲンが2268台(同21・2%減)、BMWが1986台(同34・4%減)で続いた。1~9位の顔ぶれは前月同様で、前月11位だったプジョーは365台で10位に浮上したが、前年同月比では77・6%減で公表ブランド中ワーストだった。登録台数が100台以上あった14ブランドのうち、前年同月比プラスとなったのは504台(同1・4%増)だったルノーと302台(同12・7%増)だったポルシェの2ブランドだった。

 輸入車全体でも同33・1%減の2万83台で大幅減となり、このうち日本メーカーの輸入車は同35・6%減の5095台だった。