日本自動車輸入組合(JAIA、ティル・シェア理事長)が6日発表した2021年度上期(4~9月)の外国メーカー車新規登録台数は前年同期比18・5%増の13万3988台で、上期としては19年以来2年ぶりの増加となった。新型コロナウイルス感染拡大の第1波が直撃した前年同期から大幅に回復し、登録車全体に占める外国メーカー車のシェアも10・3%と、年度上期として過去最高だった。
外国メーカー車のブランド別ではメルセデス・ベンツ(MB)が同5・9%増の2万6766台で、上期として7年連続で首位。ルノー、ランドローバー、フェラーリ、ベントレー、アストンマーチンが上期としての最多台数を更新した。価格帯別では1千万円以上が1万4989台(同40・9%増)、400万円以上1千万円未満が5万8150台(同16・0%増)、400万円未満が5万87台(同11・9%増)と、いずれも前年同期から大幅なプラスとなった。
9月単月の外国メーカー車新規登録台数は前年同月比14・9%減の2万6784台と、21年2月以来7カ月ぶりに減少に転じた。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは13・0%で、9月単月として過去最高だった。
ブランド別ではMBが同26・1%減の5225台で首位となり、VWが4402台(同10・1%減)、BMWが4037台(同4・6%減)と続いた。1~9位の顔ぶれは前月と同様で、10位には654台(同144・0%増)のランドローバーが浮上した。ランドローバーのほかルノー、フェラーリが9月としての最多台数を更新。価格帯別では1千万円以上が3107台(同16・6%増)で10カ月連続の増加となった一方、400万円以上1千万円未満は1万2032台(同11・8%減)、400万円未満は9944台(同17・5%減)と、いずれも2カ月連続のマイナスとなった。