ブリヂストンは10月23日、2026年1月1日付で森田泰博副社長(52)が代表執行役グローバルCEO(最高経営責任者)に就くと発表した。石橋秀一現グローバルCEO(71)は退任する。トップ交代は6年ぶりで、約20歳の若返りとなる。

森田氏は社内の次期経営者育成プログラムの1期生。20年超の海外経験などを経て、25年1月に副社長に就いていた。森田氏は同日開いたオンライン会見で、タイヤ販売で世界シェア2位にある現状を踏まえ「(創業100周年を迎える)2031年に世界ナンバーワンに返り咲く明確な意志を持って臨みたい。ブリヂストンが(売り上げ、販売本数の)どれも1位でありたい」と決意を表明した。

もりた・やすひろ氏 1996年上智大学経済学部卒、同年ブリヂストン入社。中国の子会社トップなどを歴任し、2024年1月常務役員、25年1月代表執行役副社長。26年1月1日付で代表執行役グローバルCEOに就任予定。1972年12月25日生まれ、52歳。愛知県出身。