国土交通省は「地方版図柄入りナンバープレート」に関し、5月頃から交付を予定する「十勝」「日光」など5地域のデザインを発表した。事前申し込みを4月頃から受け付ける。

 現在、73地域で交付されている地方版図柄入りナンバーに、十勝と日光のほか「江戸川」「安曇野」「南信州」の地域名表示を新たに追加する。日光ナンバーのデザインでは、日光東照宮(日光市)の陽明門、塩谷町の特産品であるしめ縄と名水百選の認定を受けた尚仁沢湧水の3つを描いた。

 このほか、青森県田舎館村を新たに「弘前」ナンバーの対象地域に編入する。

 交付手数料のほかに1千円以上を寄付すると「フルカラー版」地方版図柄入りナンバーを選べる。寄付金なしの場合はモノトーン版となる。寄付金は導入地域における交通サービスの改善や観光振興などに充てる。

 新たな導入地域と対象区域は次の通り。

 ▽北海道「十勝」=河東郡(音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町)、上川郡(新得町、清水町)、河西郡(芽室町、中札内村、更別村)、広尾郡(大樹町、広尾町)、中川郡(幕別町、池田町、豊頃町、本別町)、足寄郡(足寄町、陸別町)、十勝郡(浦幌町)▽栃木県「日光」=日光市、塩谷郡(塩谷町)▽東京都「江戸川」=江戸川区▽長野県「安曇野」=安曇野市、東筑摩郡(生坂村)、北安曇野郡(池田町、松川村)▽長野県「南信州」=飯田市、下伊那郡(松川町、高森町、阿南町、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村)