EVの普及が加速している(写真はVW「ID.3」)

 欧州自動車工業会(ACEA)が発表した2021年1~9月の電気自動車(EV)販売台数は、前年同期比91・4%増の80万1025台だった。新車販売に占める比率は前年同期の4・9%から8・7%に上昇した。中国の乗用EV販売も同3・2倍の168万台と大幅に伸長しており、両地域でEVの普及が加速している。

 欧州の国別販売台数では、ドイツが同2・4倍の23万7057台で最もEVの販売が多く、12万5141台の英国、10万6945台のフランス、8万558台のノルウェーが続いた。このほかの電動車はプラグインハイブリッド車(PHV)が同2・2倍の77万7694台、ハイブリッド車(HV)が同90・7%増の187万1017台だった。

 一方、中国の1~9月の新エネルギー車(NEV)の販売台数(PHV、商用含む)は同2・9倍の215万7千台だった。このうち乗用のPHVは同2・4倍の36万5千台。商用のEVは同58・9%増の10万8千台、商用のPHVは同33・5%減の2千台だった。