バイポーラ型ニッケル水素電池の集電体に使われる導電性多孔質体は電極活物質層の厚さ方向に導電経路を形成できる。バイポーラ電極板を積層することで電池容量を増やしながら、大電流を一気に流すことが可能になる

トヨタ自動車は、19日に発売したハイブリッド車(HV)の新型「アクア」に新しい積層構造を持つニッケル水素電池を駆動用電池として世界で初めて採用した。電気を取り出す端子となる集電体の片面が正極、もう一方の面が負極となっている「バイポーラ型ニッケル水素電池」で、高出力・小型化を実現したのが特徴だ。電動車の駆動用バッテリーにはリチウムイオン電池が採用さ…