日産自動車は1日、日産(中国)投資(NCIC)が蘇州高鉄新城管理委員会と「蘇州市におけるインテリジェント交通システムの構築を目指す基本協定」を締結したと発表した。CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)領域の技術開発のノウハウや国内外の実証実験の経験を活かし、自動運転車両のテスト走行やコネクテッド技術の検証などを行う。

 同協定に基づき、日産は実証実験への技術提供を行う。同委員会とともにインテリジェント交通モデルの開発プロジェクトを推進し、商用化や他の市町村への横展開を目指す。将来的な自動運転技術を活用したサービス導入を見据えたテスト走行やコネクテッドカーのエコシステムの開発・検証を実施する。また、スマートシティーの実現に向け関連企業・組織との提携の有効性も検討する。