「燃料は無料、航続可能距離は無限のニッサンGT-Rニスモを市販」―レゴジャパンと日産自動車は11月25日、日産のグローバル本社ギャラリー(横浜市)で、ニッサンGT-Rニスモの2020年モデルをレゴブロックで再現した商品を初公開した。レゴが日本車とコラボレーションする商品は初めてで、レゴのスーパーカーシリーズ「スピードチャンピオンシリーズ」から2020年1月に販売する。

発表会のために来日したレゴグループのニールス・ビー・クリスチャンセンCEO(最高経営責任者)は「自動車エンジニアの作って、崩して、作り変える作業はレゴそのもの。(子どもに)レゴを使って創造力や問題解決能力、クリティカルシンキングなどのスキルを養ってもらうため、安全で高品質なものを提供していきたい」と述べた。

日産の星野朝子副社長は「レゴのGT-Rを組み立ててクルマへの夢や想いを育んでいってもらえればうれしい」と語った。

レゴのGT-Rの開発には日産のGT-Rニスモの開発チームが協力して約12カ月で開発した。本物のGT-Rニスモは部品点数が9万点以上、組み立て時間約8時間に対して、レゴは部品点数が298個で、組み立て時間はレゴブロックに慣れている人で約20分、そうでない人が1時間。重量は1720kgに対してレゴが193g。楽しい時間はともに「エンドレス」としている。

レゴのGT-Rニスモの価格はオープン価格。