片柳学園が運営する日本工学院八王子専門学校(前野一夫学校長、東京都八王子市)は、世界的カーデザイナーでBMWのクリエイティブディレクターを務める永島譲二氏の講演会を開いた。講演テーマは「あこがれを持たれるデザイン 持たれないデザイン」。同校のデザインカレッジ、一級自動車整備科、自動車整備科、機械設計科の学生らが出席して聴講し、永島氏の話に熱心に耳を傾けていた。

 永島氏はオペル、ルノーを経て1988年にBMWに入社。「Z3ロードスター」「5シリーズ」「3シリーズ」など主要モデルのエクステリアデザインを手掛けた。講演では、日本と海外の製品を比較してブランドイメージを考察したほか、日本のカーデザインの中でも優れたブランドとその理由などを解説した。

 講演会に合わせて、同校と東京工科大学の蒲田キャンパスにある「ギャラリー鸛(こうのとり)」(東京都大田区)で、永島氏の絵画展「ヨーロッパ自動車人生活」=写真=を開催。28日まで。